南風泊漁港・ふくのセリ
日本のフク(ふぐ)のほとんどが彦島でとりあつかわれています。
写真は彦島の南風泊漁港(はえどまりぎょこう)で、朝3時頃のようすです。
上の写真の真ん中で赤いぼうしをかぶっている人が「セリ人」と呼ばれる人で、まわりを取り囲んでいるのがフクの「仲買人(なかがいにん)」です。
セリ人と仲買人が黒いふくろに手を入れているのがわかると思いますが、仲買人が指を使ってある決まった方法でふくろの中でセリ人に自分が買いたい値段を教えます。セリ人はその他の仲買人からも指を使って値段を教えてもらい、最も高い値段で買おう、という仲買人を決めるわけです。この方法は「ふくろぜり」という名前で、日本でも彦島でしか見られない方法です。
下関とフクの関わりについてはこちらを見てください
参考資料「下関の食文化を語る」