■■■■関門海峡フェリー
今日は午後から、いつもになく暇だったので、荒田港に読書をしに来ています。
荒田港というのは、小倉日明行きの関門海峡フェリーが出ているところで、i-mode で関門海峡フェリーの時刻を調べることが出来る http://www.hikoshima.com/i/ によると、今日は40分間隔の運行となっています。
利用者の方も、それにちょうどいいくらいの台数のようで、3、4便見送りましたが、どれも積み残しもなく出港していきました。
天気は若干曇り気味です、時々、雲の隙間から太陽が顔を出すと、肌の表面の気温が一気に上がる感じで、日中に気候だけを見ていると秋はまだまだだなぁ、という気がします。
関門海峡フェリーには、「ふく彦」とイベント船兼用の「はやとも」という2隻のフェリーがいますが、今日は「ふく彦」の一隻運行です。定刻に出港した「ふく彦」は、関門海峡を1往復して33分後にまた荒田港に戻ってきます。7分かけて車の積み卸しを行って小倉へ向けて出港していきます。関門海峡フェリーはこの40分サイクルの繰り返しで関門海峡を走り続けます。
港には、船の利用者だけではなくて、車内で休憩中の外回りのネクタイ姿の人や、釣りをしている人、散歩をしている親子連れ、海を車の中から見ているアベック、いろんな人がいます。
私は岸壁の海際に車を止めて、潮風に吹かれながら、最近古本屋さんで購入した下関に関する古い書籍を読んでいましたが、私の10メートルほど前方には軽自動車を止めて釣りをしている男性がいました。しばらく観察していましたが、黒鯛などが結構釣れているようでした。
フェリーの出港直後に乗り場にやってきた車から、若いアベックが降りてきて、30分以上待ち時間があることにショックを受けた様子でした。このお二人、私の前方で釣りをしている男性の方に歩み寄って、釣り人とおしゃべりを始めました。釣り人がサオを上げるといくつか付いた仕掛けのうち、2つに黒鯛がかかっていました。
出港の時間が近づくにつれて、車が集まってきますが、出港直前まで乗船できませんので、車から降りて暇つぶしをしようとした人がこの釣り人のまわりに集まってきました。最初はアベック二人だけだったところに、ぱっと見、8人くらいの人が集まっているようでした。バケツをのぞき込む人、釣り人とおしゃべりをする人、二人で糸の先をのぞき込んでいる先ほどのアベック・・・。やがて、自分たちの乗る「ふく彦」が小倉からもどって来ると、みな、それぞれ自分の車にもどって、乗船していきました。
「ふく彦」が出港するときは、エンジンの音や岸壁にたたきつけられる波の音でにぎやかですが、また、すぐに静かになります。釣り人も、何もかかっていないサオを上げてはおろし、おろしては上げしています。(2000.9.10)
上の写真は1995年に「ふく彦」が就航するまで使用されていたなつかしの「ちくぜん」です。
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