早いもので、出来るか否か不安の内に始まった副会長の任務も満了しようとしています。中国ブロックの先生方と中弁連、日弁連の事務局の方々の支えにより、何とかその役割を果たせたのではないかと感謝をしております。
この原稿は、20日午後11時、チエコはプラハで、日弁連がILACと共同で行うイラク弁護士の研修に行く機中のドイツ上空あたりで書き始め、プラハのホテルで終えました。
そこで、私が担当した会務を中心に述べます。
先ず、労働と貧困の問題です。
10月の人権大会第3分科会・ワーキングブアー解消についての決議案は
全会一致で採択されました。
その提言を実行する機関として生活保護問題緊急対策委員会を「貧困と人権に関する委員会」に拡大改組し、生活保護法と労働者派遣法の抜本的改正についての日弁連の提言を出しました。これらの提言が、昨年末来の急激な不況の進行と派遣切りによる失業者と生活困窮者の急増に対し関係者に大きな励ましを与えました。
また3月9日には、全国一斉の派遣切りと雇い止め問題についてのホットラインを実行しました。これは全国全ての単位会取り組みとなり、北は北海道旭川から南は沖縄那覇まで実に700名近くもの会員が相談に従事して頂きました。相談数は1000名を超えており、深刻、切迫した事例が多く、日弁連として17日、厚労省に緊急対策の申し入れを行いました。今後も、適切な対策と提言が日弁連に期待されていると思います。
次に、国際関係です。
国際活動協議会は、今年度最大の課題である国際司法支援の基本方針を策定しました。
これに基づき、国際人権問題委員会担当で3月22日からプラハで行われるイラク弁護士の国際人道法トレーニングに、担当副会長の私と講師2名,同補助3名を派遣することになり、これが私の最後の仕事となります。
今年度は、世界人権宣言50周年に当たる事から、重要な国際会議が相次ぎました。
国連人権理事会による普遍的定期的審査(UPR)では画期的成果を得ました。その成果をまとめたリーフレット、書籍を発刊しました。また、国際人権(自由権)規約委員会が2008年10月中旬ジュネーブで行われ、第5回政府報告書審査に代表団16名を派遣しました。
私は団長として参加し、現地でロビー活動を行い、「つくられる自白 志布志の悲劇」の上映会を行いました。審査の結果、10月31日に、ここでも画期的な総括所見が出されました。
総括所見の内容等を広報するパンフレットを作成しました。
また、年明けには、香港のリーガルイヤーの行事に参加しました。
この3つの海外出張で4万8000キロも走り回ったようです。このような活動状況は、個々の日弁連だよりで会務遂行状況として報告させて頂きました。
昨年4月から本年3月までに下関と東京を27往復し、1年365日中,257泊にもなりました。
何とか健康で任務完了出来たのも周りの皆さんのおかげとあつく感謝しています。
本当に有り難うございました。
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