彦島の水中翼船 (その1続報コメタMについて

しゃち号

 県道田ノ首下関線をロータリーから海士郷の方に向かい、本村交差点を通過してしばらく走るとサンデン交通の海士郷バス回転場のすぐとなり右手に古ぼけた水中翼船が見えます。この水中翼船は現在はある企業の敷地内に陸揚げされており、作業場の「屋根」として使用されているようです。

 上の写真は老町1丁目の高台から撮影したもので、対岸は竹崎の下関漁港です。水中翼船の近接撮影は下の写真の通りで、かなり大型の水中翼船で客室正面の大型のウインドウと、新幹線「のぞみ」を思わせる小窓の並んだ側面が印象的です。なお、船首には「しゃち号」と書かれています。

 きくところによるとこの水中翼船はかつて下関のある起業家が韓国の鮮魚を下関に輸入するために建造したものなんだそうです。ただ、水中翼船というのは波の静かな内海用の船だそうで(市会議員近藤さん談)、かのハイテク日韓高速船でさえ苦労した波の高い日本海で果たしてこの水中翼船がどれほどの鮮魚を運ぶことができたのかは謎です。それにしても、水中翼船で鮮魚を韓国から急送・・・東洋最大の水揚げ量を誇った下関漁港を中心にして下関がバイタリティ溢れていた時代ならではのすばらしい発想ではありませんか。

 この水中翼船について情報をお持ちの方はぜひご投稿お願いします。メールフォームはこちら

アクセス:東大和町経由海士郷行き・海士郷下車・徒歩すぐ ・・・でしたが、1999年4月の時点ですでに解体されています。

彦島の水中翼船 続報!

 その後いただいた情報によると、どうも彦島には水中翼船が二隻常駐していたそうで、もう一隻は上記の水中翼船よりもさらに江ノ浦側、現在の水門付近に、「しゃち号」よりもかなり小型の水中翼船がいたそうです。そして、鮮魚の輸送を試みたのはこちらの小さい方の水中翼船であった可能性もあるとこのとでした。

こんにちは、初めてお便りいたします。

たまたま、僕の故郷の下関のページがあり見ていると、彦しまの水中翼船がありましたが、あれは確か、下関漁協から見える大きいのが確か、市が第三セクターかなにかで使うつもりで旧ソビエトから購入したものだと聞いた事があります。

市役所かどこかで聞くと詳しい情報が入手可能だと思います。これが、予算の使い過ぎとかなにいかだとかで議会でももめたと聞いた事があります。

簡単ですが、お知らせまで。

(山崎)

 下関市在住の楠本さんから、この水中翼船の型式について情報を頂きました (1999/07/11 UP)

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