■■■■西山(Nishiyama)
「南風泊」の由来
西山海岸に続く渡瀬(わたらせ)と、竹ノ子島とに囲まれた湾を"南風泊(はえどまり)"といいますが、ここは帆船が就航していた時代、いわゆる下関港へ入港するには逆風となった"南風(はえ)"を避けるために、風待ちをしていた場所で、地名もこれに由釆してつけられました。
長久保赤水の弟子だった古川辰は、『西遊雑記』の中で「田のくび引島の入船をば蠅止りとも碇入らずの湊とも称してよき船かかりの所なり」と、書いています。
(下関市教育委員会刊行「下関の地名」より許可を得て転載)
|